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芝の特徴

高麗芝(コウライシバ)


日本で広く使用されている、最もポピュラーな芝生

高麗芝は日本芝(夏芝)の中で、最もポピュラーな芝生でしょう。日本では東北以南で最も多く使用されおり、日本の風土にあった夏芝です。
葉の幅は野芝よりも細く、刈込みによって密度も細かく、美しい芝生ができあがります。一般の家庭やゴルフ場のグリーンによく使用されています。

 

姫高麗芝(ヒメコウライシバ)


葉の密度が濃く、柔らかく繊細で、非常に美しい芝生

姫高麗芝は高麗芝の中でも葉の幅が細いものをいい、葉が柔らかく繊細、色も鮮やかで、非常に美しい芝生をつくることが出来ます。
成長が早いので、絶えず低く刈り取らなければならず、管理が難しいのが欠点ですが、うまく生育できれば非常に美しい芝生ができあがります。

 

野芝(ノシバ)


乾燥や踏圧、病害虫に強く、寒さにも強い芝生

日本でも広く自生している種類で、東北や中国九州などの山に自生しています。
日本芝(夏芝)の中では最も低温に強く、比較的寒い地域や高冷地などにも使用されている芝生です。
生長が遅く手入れも比較的簡単ですが、芝の密度が粗く葉も広くて粗い感じがします。公園や道路の法面(のりめん)やゴルフ場のラフに使われます。

 

ティフトン419


すり切れ、耐踏圧に優れた芝生

ティフトン419はアメリカ原産の暖地型西洋芝で、 繁殖力が強く、踏圧と擦り切れ等のダメージからの回復が早いため、サッカー場、スポーツ競技場、ゴルフ場などで広く利用されている品種です。 葉は光沢があり色は濃く、高麗芝よりも細かくとても柔らかく、素足で歩いてもチクチクせず、校庭、園庭、公園に最適です。

 

セントオーガスチン


耐陰性、耐塩性に優れた柔らかい芝生

耐陰性、耐塩性に優れた品種で、葉幅が広く、茎も太いですが、感触やわらかくチクチク感が無く、また、繁殖力が旺盛で蜜に地表面を覆います。
このような特性から、木陰の多い公園や、浜辺に近いキャンプ場、また、道路・法面、庭シバなどの利用に適しています。
寒さに弱いとされていますが、関東地方までは生育可能です。

 

ウィンターフィールド


姫高麗芝の特徴を受け継ぐ改良品種

日本や東南アジアに広く分布し、強健で、耐暑性・耐乾燥性を持つヒメコウライシバを選抜育種した新品種「ウィンターフィールド」です。 葉幅が狭く、葉長もやや短く、節間の詰まったほふく茎が密生するため、緻密で均一なターフが得られるのが特徴です。 また、芝刈り頻度が減っても草丈があまり高くならないので、管理の手間を軽減できます。

 

オアシスフィールド


乾燥に強いコウライシバの改良品種

オアシスフィールドは、コウライシバの1品種。通常のコウライシバと比較して、耐乾性・耐塩性が優れているため、人工地盤等で人が入るオープンな芝地や沿岸地の緑化に最適です。

芝生の張り方

ベタ張りは平張り(ひらばり)とも書き、切り芝を隙間なく全面に貼ります。面積が広い場合ロール芝でも同じ効果が得られます。目地がないので仕上がりが綺麗なのが特徴です。

 

条張り(すじばり)は5〜10cm幅に切った芝草を5〜10cm隙間をあけて1列に張る方法です。切り芝を切らずに並べても同じ効果が得られます。法面など傾斜地で無理なく張れるメリットがあります。

 

切り芝と切り芝の隙間=目地を設けるのが「目地張り」です。切り芝同士に3〜5cmの隙間をあけてレンガ積み模様にし、隙間は目土で埋めます。4月に張れば芝生が成長して8月には全面が埋まります。

 

市松張り(いちまつばり)では一枚おきに芝生を張っていきます。4月に張れば芝生が成長して10月には全面が埋まります。切り芝の量をベタ貼りの5割程度で済ませられるのがメリットです。